電子黒板の活用例‐株式会社熊谷組様‐
打ち合わせをしながらデータ更新ができ、
生産性向上につながる
新潟県長岡市で熊谷組・植木組建設共同企業体が新設工事を行っている現場では、2023年3月末にBANKEN電子黒板を導入しました。屋内用BANKEN電子黒板の活用法とメリットについて、所長の谷栄二さんと施工管理監督の高垣大さんに話を伺いました。

導入効果
昼礼にかける時間が導入前の4分の1に
屋内用BANKEN電子黒板はどのように活用し、導入前と何が変わりましたか?
高垣さん
電子黒板は昼礼での打ち合わせに利用しています。翌日の予定について、各社の職長さんが入力したデータを電子黒板に映しながら、項目ごとに確認して、周知していきます。
導入前は、各協力会社の作業予定なども、当番の職員が職長さんごとに聞いて、事前にまとめていました。
現在は、職長さんたちが各自で入力し、それを一つに集約しておけるのでかなり効率的です。打ち合わせ時にはそれを映し出すだけですから。
谷所長
紙ベースのときは、打ち合わせの30分くらい前から段取りをして、打ち合わせが20分、全部で1時間近くかかっていました。
今では段取りは約5分になり、打ち合わせも短縮されて、トータルで15分ほどになりましたから、かかる時間は以前の約4分の1です。
そのため、効率化や生産向上性につながっていることは間違いありません。

話し手が操作するので修正が簡単、見る側も理解しやすい
事前の段取りだけでなく、打ち合わせ自体も効率化されたのですね。
高垣さん
はい。BANKEN電子黒板はOSが搭載されていて、タッチパネル式で簡単に操作できるので、変更があればその場ですぐにデータ修正できます。Buildeeと連動していますから、基本データの更新も同時にできるわけです。
変更はけっこう、担当ごとにこまごまとあるので本当に助かります。別々に打ち合わせしたことを1つの絵の中に落とし込んでおけるのも良い点ですね。
谷所長
見ている側にとってのメリットもありますよね。
他社の大型ディスプレイでもパソコンとつなげれば入力はできますが、その場合、話す人と入力作業をする人は別になることがほとんどです。
BANKEN電子黒板では、話している人が修正して提示できるので、視覚的に理解しやすい。アナログの人にとってもわかりやすいシステムだと思います。


今後の展望
使いやすさがこのまま維持されればOK
使いにくい点や、追加してほしい機能等はありますか?
高垣さん
使いにくさは全くないのですが、「毎回、ログインするのはひと手間なので、アプリがあれば嬉しい」という声が出ています。
谷所長
朝礼・昼礼にBANKENサイネージと電子黒板を用いるので、職長さんたちには自ずとデータの入力を促すことになります。それは良いことなのですが、職長さんの心理的な負担になってはいけないので、少しの手間でも省ければありがたいです。
機能については、「いつ、誰が操作しても、どんな現場でも同じに活用できること」が大事だと思うので、今の使いやすさを維持してもらえるといいですね。


ユーザー概要
社名 | 株式会社熊谷組 |
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URL | https://www.kumagaigumi.co.jp/ |
事業内容 | 建築・土木・不動産 |
所在地 | 東京都新宿区津久戸町2番1号 |
創業 | 1898年 |
設立 | 1938年 |
資本金 | 301億円 |
インタビューご担当者様

所長
谷栄二 氏

施工管理監督
高垣大 氏